当院で間質性肺炎を伴った肺癌の手術を受けた患者さんへ研究へのご協力のお願い

臨床研究に関する情報

山形大学医学部附属病院で間質性肺炎を伴った肺癌の手術を受けた患者さんへ

当院では、以下の臨床研究を実施しております.この研究は、通常の診療で得られた記録をまとめることによ って行います.このような研究は文部科学省・厚生労働省の「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」 の規定により、研究内容の情報を公開することが必要とされております.この研究に関するお問い合わせや、研究への参加を希望されない場合などがありましたら、文末の「問い合わせ先」へご連絡ください.

[研究課題名]
間質性肺炎合併肺癌の術後間質性肺炎急性増悪におけるイメージングバイオマーカーの確立

[研究機関]
山形大学医学部放射線医学講座、名古屋市立大学 他(全国約30施設にて実施予定)

[研究責任者]
研究代表者:名古屋市立大学大学院 医学研究科 放射線医学分野 芝本雄太 当院の研究責任者:山形大学医学部放射線医学講座 根本建二

[研究の目的]
間質性肺炎を合併している肺癌患者さんの術前のCT 画像を評価し、肺癌術後に間質性肺炎が急に悪化するリ スクとその重症度を予測する因子を特定、解明することです.

[研究の意義]
間質性肺炎を合併している肺癌では、術後に間質性肺炎が急に悪化することがあります.重篤な合併症であり、 術前のCT 画像で予測できれば手術の可否や術式の選択などに利用できると考えられます.

[研究の対象]
山形大学医学部附属病院で2010年1月1日から2016年9月30日までの間に間質性肺炎を合併している肺癌と診断 され、手術を受けた患者さんを対象と致します.

[研究の方法]
対象となる方のCT 画像およびカルテからの情報を利用させていただきます. 肺癌術後に間質性肺炎が急に悪化した方と悪化しなかった方において様々な指標を比較・検討し、悪化リスク とその重症度を予測する因子を探します.また、間質性肺炎の画像パターンや、血液検査結果、呼吸機能など が間質性肺炎の急な悪化に関連しているか検討します.

[個人情報の取り扱い] 利用する情報からはお名前,住所など患者さんを直接特定できる個人情報は削除します.また,研究成果は学 会などで発表されますが,その際も患者さんを特定できる個人情報は利用しません.

[問い合わせ先]
〒990-9585 山形市飯田西 2 丁目 2 番 2 号
山形大学医学部放射線医学講座 木村雅俊 TEL 023-628-5386 FAX 023-628-5389